フィジカルケアラボを設立した
運営メンバーの思いをご紹介致します。
【代表理事 山下 翔平】
私は理学療法士として、
毎年約250名のクライアント様と
10年以上向き合ってきました。
身体に関するお悩みを抱えた方々に対し、
リハビリテーションを通じて、
健康増進への足掛かりをお手伝いしてきました。
これまでの10年間の経験を通じて、
私はこのフィジカルケアラボでお伝えしたいことがあります。
それは、不調を抱える方々は共通して、
『偏った身体の使い方』をしているということです。
この身体の使い方の偏りをご自身が認識し、
正しい動きの方向へ導くことが出来れば、
不調から脱却できるということです。
ご自身でコントロールし、
しなやかな身体へと導くことは、
決して不可能ではないのです。
今まで気が付かなかった姿勢に気が付いたり、
知らなかった動きを身につけたりすることで、
身体のお悩みが解消され、
笑顔になるクライアント様を
多く見てきたことで感じる部分でもあるのです。
例えば…以下のような状況、
これまでに思い当たる節はありませんか?
・赤ちゃんを抱っこする際、つい肩がすくんでしまう…
・パソコンやスマートフォンを使用する時にはいつも猫背に…
・妊娠中、つい腰を反らしてしまう…
・授乳中、いつも背中が丸くなり、お姉さん座りへ…
・いつも同じ方ばかり足を組んでしまう…
・靴底がいつも左足ばかり減っている…
これらは全て先に示した『身体の偏り』であり、
ここから『不調』が生じるのです。
赤ちゃんを抱っこする時に、
いつも肩がすくんでしまいますと、
肩が凝ってしまうのは必然です。
また、反り腰のような偏った姿勢維持は、
多くの女性がライフイベントの中で体験しがちです。
実は、ここから腰痛へと発展してしまうのです。
残念ながら、自身で身体を追い込んでしまっているようなもの。
そして、反り腰改善には自身による
身体コントロールが欠かせない…
ここは私だけではなく、
研究データでも実証されております。
このように、『偏り』と『不調』は、
常にセットとして捉えなければいけません。
しかし、このようなことを学ぶ機会はほぼありません…
学校でもそのような教育はありません。
私は、2017年から寅嶋氏(理事)と共に、
産後のお母さま方を対象とした、
身体のケアを提供する講座に参画し、
「大変な状況」を目の当たりにしてきました。
…ひどい腰痛に重たい肩こり、
度重なる授乳による腱鞘炎やばね指、
産前から続く尿漏れや偏頭痛、
抱っこ時の痛烈な膝の痛み…
挙げればつきないほど、
様々な痛みや不調を、
お母さま方は毎日
「がまん」していらっしゃいました…。
医療者の一人として、心が痛みました。
ご自身のケアをする暇もないほど、
新しい命と懸命に向き合っている現実。
本当にお疲れさまです、
の一言がまず出てきました。
そして講座参画の度、
私自身ができる精一杯の伝達を行って参りました。
そして、この産後や産前といった
女性のライフイベントの
様々な不調や現状に対し、
より 丁寧に向き合いたいと感じ、
このフィジカルケアラボ設立を決意したのです。
さらに、現在も「身体の偏り をご自身で改善すること」
「自身による身体のコントロール方法を
身につけていただくこと」を伝え続けています。
どうか「母となっても」健康でいてほしい、
どうか大事にしてほしいという思いを、
様々な講座などを通じて、
丁寧に伝え続けたいのです。
このようにフィジカルケアラボでは、
女性のライフスタイルを
フィジカルアプローチから応援しています。
この活動を我々スタッフ一同、
真摯に努めて参りますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。